キッチンカー(移動販売車)ビジネス開業でのドライテストと失敗例

ビジネスはいきなりどーんとお金をかけてやるんじゃなくて、ドライテストが基本です。

ビジネスの天才スティーブ・ジョブスでさえ一世一代のセグウェイへの投資で大ゴケしているように、ビジネスの成功確率なんてどれだけ戦略を練って準備しても成功確率は五分五分です。

だったら、ドライテストを数多くした人が勝つのです。

そんな中で、飲食店をやりたい方にはキッチンカー(移動販売車)はおすすめです。

北海道でフライドポテトのキッチンカーで月収150万~200万と成功している人を知っていますし、味がおいしければファンができて繁盛します。

キッチンカーはドライテストにはうってつけ

私の知り合いに、キッチンカーでパスタ屋さんのドライテストをした方がいます。

いきなりパスタ屋をオープンするんじゃなくて、まずは中古の車を買ってキッチンカーで「どの味が受けるか」をテストするんです。

すると人気があるメニューがわかります。

中でも面白かったのは、丸の内OLに向けて販売していた時の話です。

女性は美味しいものをたくさん食べるというよりは、違うメニューを少しずつ提供した方が満足度が高いそうです。

なので、味の異なるパスタを2種類ハーフ&ハーフにして提供したところ、一気に売れ行きが増しました。

こういうことも、実際にドライテストしてみないと絶対に分からないことですよね。

だからビジネスはテスト、テスト、テスト!なんです。

そのようにしてお客さんに売れるメニューや、売り方のコツをキッチンカーでドライテストし、パスタ屋の開店につなげました。

キッチンカーでよくあるリストマーケティングの失敗例

私がサラリーマンをしていた時、恵比寿にはよくキッチンカーが来ていました。

アボカドを使ったおいしいアジアン風のお弁当を提供していて、私も毎週購入するほどファンになっていました。

ですが、キッチンカーにはその場所に定住することができないというデメリットがあります。

気軽にドライテストできる反面、こういったデメリットもありますよね。

その場所で出店するには月に何万円などとお金を払わないといけないのですが、ずっとそこでお店を出せる保証はありませんよね?

案の定、私が好きだったアボカド弁当もだんだん出店ペースが落ちていき、しまいには恵比寿に来なくなってしまいました。

そうしたらせっかくついたファンが離れてしまうことになります。

「今度は新宿あたりで出店することになりました。良かったら来てくださいね。LINEもありますのでぜひ登録してください!こちらの方に来る際もLINEでお知らせしますね」

なんて言われてLINEのQAコード付きのショップカードを貰ったわけですが、まあ普通のサラリーマンやOLさんはお昼時に恵比寿から新宿までいけないですよね?

だからこの場合はLINEで顧客情報を取ってリストマーケティングをしても、あまり意味がないのです。

キッチンカーでドライテストをしたら、顧客やファンの多いエリアで出店を決めるのがベストでしょう。

そうすればキッチンカー時代に資産として蓄積していったリストは有効活用できます。

今回のケースの場合は、ただバカの一つ覚えでリストマーケティングをするんじゃなくて、どうやったら資産を作れるか?を考えるとうまくいきますね。

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