私がこれまでコンサルティングで携わったビジネスの中で、マーケティングの事例として出すのに良い事例があるので共有します。
コンテンツを売りつつ、直接指導もする、講座型の英会話スクールがありました↓(ありましたというか今もあります)
この英会話スクールの講師は英語ジャンルの書籍も出版している著名な講師なのですが、英会話スクールは実はあまり売れていませんでした。
メイン商品のCVRでいうと1%を切ってしまうくらいです。
CVRというのは成約率のことで、CVRが1%というのは100人見込み客がいて1人買ってくれるということを意味します。
それがCVR1%を切ってしまっていたわけです。
もちろん集客してくるリストの質によってCVRは前後するのですが、平均すると0.6%~0.7%くらいでしばらく推移していました。
これははっきり言って悪い数字です。
ということで、この案件を途中から入らせて頂き、売上と利益率アップのためのコンサルティングをさせて頂くことになりました。
結果から言うと現段階で売上は約5倍になっています。
まず何から取り掛かったのかというと、商品内容はすぐには変えることはできないので、セールスレターでのオファー部分をテコ入れしました。商品内容を変えることなく見せ方を変えるだけですから、これはセールスレターのコピーライティング次第でいかようにもなるわけですね。
この英会話スクールの圧倒的な売りは何のか?
それを探すためにもたくさんヒアリングさせて頂きましたし、当然業界のリサーチも行いました。
そして次にセールスレターへ誘導するセールスファネルのテコ入れです。
セールスファネルでは何をするのかというと、見込み客の熱量の調整です。
見込み客が「どういう熱量で」セールスレターを読んでいるかによって、実際CVRにも大きく影響します。
これはダイレクトレスポンスマーケティングの領域です。
真っ先にテコ入れすべきはセールスファネル!
せっかく良い商品があったとしても良いセールスレターが無いとそもそも商品は売れていきませんし、良いセールスレターがあったとしてもそこまで見込み客を導く良い導線ができていないと売上は立ちません。
つまり私は、集客してから成約までの導線をしっかりと立て直したわけです。この導線のことをセールスファネルとも呼んだりします。
そして最後に、集客部分も一から取り組んでいきました。
先にセールスファネルを見直したことで、CVR0.6%程度だったものが3%前後にまで上がってきたわけです。
そうなるとどういうステップが見えてくるかというと、損益分岐点を大きく超えて利益を出すことができるようになったので、有料広告をどんどん回していくことが可能になるのです。
そうなればあとはそのセールスファネルにどんどん見込み客を流し込んでいく経路さえ増やしていけば、売上は右肩上がりで増えていきます。
リスト獲得単価、成約率には注視しながら広告費を上げていくことができれば、売上は拡大していけます。
超超超ザックリですが、これが私が英会話スクールに対して行ったコンサルティングの一例です。
集客を先にする人が多いですが、それは間違い。
集客だけ先にしようとすると高確率で疲弊してしまいます…
起業家、コーチ、コンサルタントの方々がやるべきなのは、まずは売れる商品を作り、しっかりとその商品を売るためのセールスファネルを作ることです。
それさえできれば、もう勝ったも同然なのです。
頑張っていきましょう!
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