この記事を書こうと思ったのは、私の20代の頃の出来事をふと思い出したのがきっかけです。
私は20歳前後の頃、コンサルタントという職業に憧れていました。
なぜ憧れていたのかあまり思い出せないのですが、響きや肩書がかっこいいと思っていたんだと思います。
当時の私はコンサルタントになるためには難しい資格が必要だと思い込み、そういえば資格学校のLECが発行している中小企業診断士試験の対策講座を購入したのを思い出しました。
私の記憶が正しければ、確か20万円ほどしたと思います。
結局3か月ほどしか勉強しなかったので、20万円を捨ててしまったなーと今思い出すと懐かしく思います(笑)
でも実は、今のようにコーチ・コンサルタント向けに情報発信もする立場になって分かったことなのですが、なんと当時の私のようにコンサルタントになるためにMBAや中小企業診断士の資格を取ろうとする人が多くはないのですが、まだ一定数はいるのです!
あとコーチング方面では、NLP(神経言語プログラミング)とかよく分からない資格取得に励んでいる方もたまに見かけます。
私が最初にコンサルタントになったのは初めての転職時
あんなにまで憧れたコンサルタント。
23歳の時に全然お金が無かった中でも20万円を支払ってまでしてなろうとしたコンサルタント。
でも結局、私はあっさりとコンサルタントになることができました(笑)
大卒で就職した企業を辞めた私は、転職先にコンサルティング会社を選んだのです。そう、夢にまでみたコンサルタントです。
最終面接では、とんでもない覇気をまとう社長にビビりながらも固い握手をかわしたのをつい昨日のように覚えています。
入社後はどんな難関な試験や研修が課されるのかと思いきや、なんと名刺に「コンサルタント」と書くだけであっさりとコンサルタントになれてしまったのです!
「コンサルタント」という肩書が書かれている名刺を見て恐らく私はニヤついていたと思うのですが、なんだか拍子抜けしたというのも事実でした。
このように、コンサルタントになるためには、資格も、スキルも、経験も、何もいりません。名刺すら必要ではないでしょう。
あなたが頭の中で「私はコンサルタントだ」と思った時点でもう既にコンサルタントなのです。
コンサルタントは誰もがなれるからこそ競争必至
誰もが簡単になれるのがコンサルタントですが、逆にいうと結果が出せないコンサルタントはコンサルタントとは認識すらして貰えないのもまた事実です。
なお、ここでいうコンサルタントとはマッキンゼーやボストンコンコルティングにいるような外資系戦略コンサルタントのことを言っているわけではありません。
彼らは東大卒や帰国子女などの超エリートで、彼らのクライアントは東証一部上場の超大手企業であり、戦略コンサル達がやっていることは主にその書類作成です。
彼らは書類作成や戦略立案はプロかもしれませんが、例えばその戦略を実際に実行してビジネスを作り上げることはできませんし、ゼロから会社を立ち上げることもできないわけです。
私達はマッキンゼーやボスコンに入社するわけではなく、実際にコンサルタントして自分自身で売上も作っていかないといけませんよね。
世の中の多くのコンサルタント起業家のクライアントは、個人や中小企業です。
だから見込み客の数としては非常に多いわけですが、世の中を見渡せばコンサルタントなんて歯医者さんの数ほどいますし、その中で競争を勝ち抜いてクライアントを獲得していかなければいけません。
だからコンサルタントはポジション取りですべてが決まります。
つまり、誰に対して、何を、どう提供するのか。
これをはっきりと決めないと何も売れないコンサルタントになってしまいます。
誰もがなれるからこそ難しいのがコンサルタントです。
会社員としては恐らく最高峰の年収を手にしているのが外資系企業の戦略コンサルタントで、彼らは始発から終電まで書類作成をして年収2000万や3000万とかを稼ぎ出しますし、50代くらいになってくれば億も可能です。
そして多くの場合、休日すら無いような状態でしょう。
それに比べて例えば1人起業家のコンサルタントの場合、自分の好きな時に働いて年収2000万や3000万くらいはいきますし、仕組み化がうまくいけば5000万以上も十分狙えます。
マッキンゼーやボスコンのような合コンでモテる肩書こそ手に入らないのは若い男性にとっては非常に残念でしょうが、別にこれらの有名企業に入社できなくても、クライアントのために結果さえ出せるのであれば誰もが彼ら以上の生活を手にできる権利はあるわけです。
ぜひ、あなた自身のポジショニングを明確にしてくださいね!
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