約10年前に日本のマーケティング業界に入ってきて一世を風靡したプロダクトローンチ。
簡単に言えば、大量のリストを一気に取得して動画で教育し、リスト取得からセールスまでの一連の流れを1ヶ月以内の短期間でやってしまうというマーケティング手法のことです。
私は10年前の初期の頃から何度も何度もプロダクトローンチを行ってきました。
今はもうこんな計算式は成立しませんが、例えば当時は1リスト平均2000円で1万リストを集め、30万円のフロントエンド商品でも成約率3%を叩き出すわけです。さらにここからバックエンド商品でも50万円くらいの商品が成約率20%くらい(フロントエンド購入者比率)で売れていきました。
ですから、
売上:30万×300人+50万×(300×0.2)=1億2千万円
経費:2000円×10000リスト=2千万円
利益:1億円
みたいな感じのビジネスがプロダクトローンチでは日常茶飯事だったんです。
会社の数字を見る税理士先生も「一体どうやってるんですか…?」と目が点になっていたものです(笑)
当時はプロダクトローンチを駆使すれば短期間であり得ない売上がポンポンと上がってしまった(たった1週間で1億とか2億とか)ので、その一部分だけがフォーカスされて詐欺の手法だという認識が浸透してしまいました。
もちろん、粗悪な商品やサービスをセールスするために多くの業者がプロダクトローンチを悪用したことは紛れもない事実ですし、いまだに中身のない詐欺的な私塾の販売のためにプロダクトローンチをやり続けているクソ業者も存在します。
でも実はプロダクトローンチって、規模の大小を問わなければ、高額商品を売っているマーケッターやコンサルタントはみんな取り入れているマーケティング手法なのです。
要するにプロダクトローンチはDRMの一種。
ですから、あなたもこれを使わない手はありません。
プロダクトローンチはもう効果はない?
DRMの一種なわけですから、プロダクトローンチが古いとかそういう議論自体がナンセンスです。
ですが、上記で紹介したような計算式のいわゆるアフィリエイターに依存した「短期間ドーン!」という形式のプロダクトローンチは現状ほぼ成立しなくなっています。
リストを大量に集めて1ヶ月以内に商品を売ってしまうプロダクトローンチの最大の欠点は、リスト集めをアフィリエイターに依存していた点なのですが、そこのシステムが今はもう成立しなくなってしまっているのが理由です。
アフィリエイターを束ねるアフィリエイトセンターがアフィリエイターへの支払いをせずに逃亡したり、アフィリエイターが不正を働いて存在しない人のメールアドレスを集めたりしているからです。
でもリスト獲得の部分をアフィリエイターに依存せず、他の場所に移動することで、まだまだプロダクトローンチは有効的な手段と言えます。
実際に自身の高額サービスを売りたいコンサルタントなども、上手な人はプロダクトローンチをうまく活用しています。
集客の方法は時代と共に変わっていきますが、セールスの方法はどの時代でも不変です。
やるかやらないかはあなた次第でしょう。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。